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赤肌目薬木の翼果 [植物]

昨日(12/13)の朝は、今年最後の満月が西の空に沈む前に起きて空を見上げてまん丸のお月様をたっぷりと眺めました。また、朝の仕事に行く途中の道すがらでもお月様が見送ってくださるように見えました。昨日の最低気温は3°台かな・・・チョッと寒さが堪えました。そんな昨日は雨の心配はいらないこちらでしたが、気温は低めです(何とか10°の二ケタに)。一昨日のような強めの北風が吹かなかったことから体感的にはまだ楽でしたが・・・
昨日も、午後の散歩を取りやめました。やはり、歯の調子が悪いと元気出ませんね。なんとなく肩も凝るし・・ね!。
そんなことを言いながらも、朝の仕事帰りにはいつものように植物園に寄り道でした。実は、狙いがありましたので、それが「赤肌目薬木の翼果」を撮影したく木が生えているところに直行でした。

赤肌目薬木(アカハダメグスリノキ)ムクロジ科 カエデ属で、何といっても、この剥離した褐色の樹皮が特徴的で目立ちます。そんな赤肌目薬木に翼果(よくか)がぶら下がっているのを少し前に眼にして撮影の機会を狙っていたということです。
翼果(よくか)は、果皮の一部が平らな翼状に発達した果実。カエデの仲間の種子は、「翼果」とよばれる2枚の羽をもつ果実の中にあり、この一枚の羽の片方の先端に種があります。
一見アンバランスな形に見えますが、羽の長さと種の重さは、カエデ独特の回転ができるよう絶妙なバランスで保たれているそうです。
カエデの種子が滞空する原理は、回転するときに羽に発生する小さな空気の渦(翼端渦)のおかげで、羽の上方の空気圧が下がり、羽を吸い上げるそうです!
揚力を得たカエデの種子は、風に乗って空中を長時間滞空し、遠くまで飛び親木から離れたところへ運ばれ芽を出すとという仕組みです。すごいですよね!
強い偏西風が吹く地域に生息するカエデは、この力を大いに利用して勢力を広めているということです。
アカハダメグスリニキ-13(20191213).jpg アカハダメグスリニキ-11(20191213).jpg アカハダメグスリニキ-12(20191213).jpg アカハダメグスリニキ-14(20191213).jpg アカハダメグスリニキ-15(20191213).jpg


◇名前の由来の幹
アカハダメグスリニキ-16(20191213).jpg アカハダメグスリニキ-17(20191213).jpg


その能力に感心しきりの私でした(^_^)ニコニコ
珍しくもありませんが改めて確認でした。


◎お知らせ(親ばかな!):←少し内容を更新いたしました!
「町田市立国際版画美術館 版画の彩展 2019 第44回 全国大学版画展」が開催されます。
そのお知らせポスター及びはがきに昨年受賞した娘の作品が使われています。

ポスター.jpg


東京での開催ですが下記の日程で開催されます。
期間:2019年12月7日(土)~12月22日(日)
時間:[平日]10:00~17:00(入場は16:30まで)
   [土・日]10:00~17:30(入場は17:00まで)
会場:町田市立国際版画美術館
〒194-0013 東京都町田市原町田4-28-1


★おまけの一枚

昨日に植物園で見かけたものです。
だれかインスタバエにと狙った後かな?
モミジのハート-1(20191213).jpg モミジのハート-2(20191213).jpg モミジのハート-3(20191213).jpg



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すーさんの「撮植(さつしょく)日記」
↑気ままに撮影した植物を掲載しています。よかったら見てやってください。
 ご意見をいただければ最高です。
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★「今日は何の日」★

14日(土) 仏滅 [旧暦十一月十八日]

【赤穂義士祭、吉良祭】
1702年(元禄15年)のこの日は赤穂浪士による吉良邸討ち入りの日。江戸本所松坂町にあった吉良邸の一部は現在松坂公園となり、毎年この日は元禄市でにぎわう。午前中は義士祭、午後は吉良祭が行われる。

【南極の日】
1911年(明治44年)にノルウェー探検家、アムンゼンが世界で初めて南極点に達した日。初到達を争ったイギリスのスコット隊よりも、約1か月早 かった。
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