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クロタネソウ [花(初夏)]

昨日(6/27)も、基本的には家でのんびりでした。お天気が不安定なこともありましたので、チョッと湿度は高めでしたが、気温が低めなことから少した助かりました。雨も降ったり止んだりを繰り返します。
何やら何もしないうちに今年も折り返しが近づいてきました(ドジな出来事は多数ですが)。本当に早い、このコロナ禍の騒ぎで殆どルーチン的な行動しかとれていない日が続いております。安全のためにはそれもいいですが・・・
そんなのんびりとした昨日は、植物園で撮影した花たちの整理を少しだけですが進めました。勿論、すでに「撮植(さつしょく)日記」にアップされている花たちも更新しております。
そんな、整理中に改めて思った、花たちの不思議な構造です。
その花が「クロタネソウ(黒種草)」キンポウゲ科です。
クロタネソウは、地中海沿岸地域を中心に分布するキンポウゲ科クロタネソウ属の一年草でニゲラと呼ばれ園芸栽培されています。
日本には江戸時代末期に渡来しており、現在一部地域で逸出したものが野生化。
花の色は白、青、黄色、紫色などで、 花弁は退化していて密腺状で、 花弁のように見える5枚のものは萼片。雄しべは5本。
葉は細かく裂けて糸状となり、互生(互い違いに生える)。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)。 黒色の種子があるのが特徴。

ニゲラの呼び方の方が一般的かな

植物(花)の構造は難しいですよね。
このクロタネソウの花で、花弁のように見えるものは萼片(がくへん)とのことです。花弁と萼片の違い素人には難しいです。素人にはどう見ても花弁(花びら)にみえますよ。
花は内側から外に向かって、雌しべ、雄しべ、花弁、萼片、そして場合によっては苞という順番に並んでいます。ですので、雄しべのすぐ外にある器官が花弁で、そのさらに外にある器官が萼片ということになるそうです(一般論から言うとになりますが)。
たまには、そんな感じで花を見てみるのも楽しいものです。と言いながら、ボ~と眺めている方が楽しいかも(^_^)ニコニコ
クロタネソウ-21(20210617).jpg クロタネソウ-22(20210617).jpg クロタネソウ-25(20210617).jpg クロタネソウ-26(20210617).jpg クロタネソウ-28(20210617).jpg
葉は細かく糸状に細裂し、茎は細かく分岐


クロタネソウ-29(20210617).jpg
クロタネソウ-30(20210617).jpg



花弁のように見えるけれど萼片、花弁のようだけど苞ややこしい、けれども楽しいことでもあるかもです。
こうしたことを調べるのは便利な時代になりましたね。



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すーさんの「撮植(さつしょく)日記」
↑気ままに撮影した植物を掲載しています。よかったら見てやってください。
 ご意見をいただければ最高です。
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28日(月) 大安 [旧暦五月十九日]

【貿易記念日】
1859年5月26日に徳川幕府がアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、オランダの5カ国との間に結んだ友好通商条約に基づき、横浜、長崎、函館の各港で自由貿易の開始を布告した。これを記念して、日付を太陽暦に換算した6月28日を貿易記念日と1963年(昭和38年)に制定。

【パフェの日】
1950年(昭和25年)のこの日、巨人の藤本英雄投手が対西日本パイレーツ(現在の西武ライオンズ)戦で、日本プロ野球史上初のパーフェクトゲーム(完全試合)を達成したことから、パフェを食べる日に。

【芙美子忌】
『放浪記』『浮雲』などの作品で知られる昭和期の小説家、林芙美子の命日。享年48。
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