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友禅染や紋染の下絵描きに用いられる花「オオボウシバナ」 [花(夏)]

昨日(7/22)は、ほぼ曇りの一日でしたが、雨の心配は日中は不要でした。しかし、夕方に突然に強い雨が大きな音を立てて降り出します。スマホの雨雲レーダーで確認するとこの頭の上付近だけが真っ赤に表示されています。外でも急な雨にバタバタと人が走る音が聞こえます。本当に訳の分からないお天気です。
植物園でよく出会う人が、「この蒸し暑いのに良く来ますな!」と言うではありませんか、私は「その言葉、そのまま返します」と。私は朝の仕事の帰りについでに寄っているのに、あなたは、わざわざ植物園に来ている私よりもよほど上手と・・・そんな話をしながらもお互いに大きなタオルで汗を拭きながらでした。ま~お互いさまですよね。(^_^)ニコニコ 今の植物園はそんな暇なおじさんたちでにぎわっているのかもです。それと、やけに植物に詳しい中高年のグループが時々、植物を手に取り触りながらいろいろと仲間内で解説を、そんな人たちもです。

さてさて、話題も無いことから、以前にもご紹介したことのある花で失礼します。それが、「友禅染や紋染の下絵描きに用いられる花」のオオボウシバナ(大帽子花)ツユクサ科です。
オオボウシバナの花弁のしぼり汁を和紙に染み込ませ乾かす作業を繰り返し、青花紙を作ります。
青花紙を水に浸すと青色染料となり、この青色は水で洗い流せるので、友禅染や紋染の下絵描きに用いられます。
日本特産の染料植物として滋賀県草津市を中心にした湖南地方で江戸時代中期から栽培されて、滋賀県草津市の市の花に指定されているそうです。
このオオボウシバナは、野原や路傍に咲くツユクサの変種(栽培種)で、高さ1m、花の大きさは直径4~5cmにもなります。
名前の由来は、ツユクサの花は2つ折れになった貝型の苞に挟まったような形で咲きます。この苞の形が帽子や笠に見えることから、ツユクサは別名ボウシバナともいわれます。オオボウシバナは、ツユクサの花の2~3倍大きいことからの名となります。
別名 アオバナ(青花)とも
オオボウシバナ-1(20220722).jpg オオボウシバナ-2(20220722).jpg オオボウシバナ-3(20220722).jpg オオボウシバナ-4(20220722).jpg オオボウシバナ-5(20220722).jpg オオボウシバナ-6(20220722).jpg オオボウシバナ-7(20220722).jpg オオボウシバナ-8(20220722).jpg



今日は、24節気のひとつ「大暑」ですね。夏の暑さが盛りを迎える頃にあたる。夏の土用から立秋の前日までの期間が暑中。世間では、鰻を食べる日かな? 我が家の食卓に上がることはありませんが!
今朝の夜明け前は涼しい(^_^)ニコニコ




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すーさんの「撮植(さつしょく)日記」
↑気ままに撮影した植物を掲載しています。よかったら見てやってください。
 ご意見をいただければ最高です。
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【今日は何の日】

23日(土) 赤口 [旧暦六月二十五日]

【大暑】
24節気のひとつ。夏の暑さが盛りを迎える頃にあたる。夏の土用から立秋の前日までの期間が暑中。太陽が黄経120度の点を通過する日。

【天ぷらの日】(大暑の日と同日)
夏の暑さからバテないために、大暑の日に天ぷらを食べて元気に過ごそうというもの。
土用の丑のウナギや、8月29日の焼肉の日と共に夏バテ防止三大食べ物記念日となっている。

【文月のふみの日】
毎月23日は「ふみの日」であるが、7月も「文月」と呼ばれることから、1979年(昭和54年)から郵政省が「文月のふみの日」としてさまざまなイベントを行うようになった。

【米騒動の日】
1918年(大正7年)富山県魚津町の漁家の主婦たちが米の県外移出を阻止する集団行動を起こした。これが全国に拡大し9月まで続き、鎮圧に軍隊まで投入され、寺内内閣が倒れることとなる。

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