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室町時代の幻の名花 [花(夏)]

昨日(7/18)は、天気予報では、曇りところにより雨が降るでしょう、という予報でした。しかし、朝も早いうちこそ雲が多かったのですが、その後は雲が飛び去り、綺麗な青空が覗きます。湿度も高いこともあり、蒸し暑さ爆発でした。昨日まで、夏とは思えないほどの低めの気温が続いていたことから、急に真夏のような蒸し暑さに体が悲鳴を上げていました。空気中の埃などが雨に流されて紫外線が大量に降り注ぎます。家の外で作業しているだけで、ジリジリと肌が焦げる音が聞こえそうです。
そんなことから、またまた散歩をあきらめて、このところの長雨で無茶苦茶になっていた狭い狭い我が家の庭の草取りや無駄に伸びた枝などを整理しました。もちろん、蚊との戦いです。腰には蚊取り線香をぶら下げているのですが、蚊も必死です。お構いなく、襲ってきます。汗だくです。かゆいです。でも、少し、すっきりしました。
そういえば、この長雨と低めの気温続きで、我が家で育てているゴーヤが大きくなるのに時間がかかる、大きく育つ前に痛む。やはり、元々は沖縄の太陽ギラギラ、気温が高いところのものなので、辛いのかな?。それにこの長雨で四六時中、濡れていることから痛むということでしょうね。そう、こんな長雨と気温の低さで、野菜も値上がり傾向のようですね。この野菜でうれしいことが(^_^)ニコニコ
今日は、朝から町内の公園の掃除が町内会の全戸を対象として行われる予定です。さて、雨は大丈夫だろうか?。

さて、タイトルの話題に戻ります。「室町時代の幻の名花」とは、センノウ(仙翁)ナデシコ科です。たぶん、前にもこのブログに登場はしているかと思いますが、今年改めて撮影をしましたので登場です。
◇センノウ(仙翁)ナデシコ科
センノウは鎌倉時代の末から室町時代の初めごろ、中国から渡来した多年草です。
原産地の中国ではタネでふえる野生系がありますが、日本で現在栽培されているのはタネができない3倍体であるため、さし木か株分けでふやします。
センノウの名称は、昔、京都嵯峨にあった仙翁寺(せんのうじ)にあったことによります。
このセンノウは、一旦、京都から姿を消したそうです。種が出来ず、さし木で命をつなぐということなので、「室町時代の幻の名花」と言われます。
センノウ-18(20200715).jpg センノウ-11(20200715).jpg センノウ-12(20200715).jpg センノウ-13(20200715).jpg センノウ-15(20200715).jpg センノウ-16(20200715).jpg


植物園の「センノウ(仙翁)」の解説文には、このように説明がありました。
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室町時代の幻の名花

鎌倉時代末から室町時代にかけて渡来したといわれる中国原産の宿根草。
室町時代に、京都の禅宗寺院を中心に栄えた文芸、五山文学のなかで、酷暑のなか太陽に向かって燃えるような緋色の花を咲かせる「仙翁花」である。名の由来は当時嵯峨の山中にあったと伝えられる「仙翁寺」に由来する。
時がうつり、五山文学がすたれ、仙翁寺の所在も一切わからなくなり、この花は京都から姿を消した。それ以来、「幻の花」となった。
 近年、この花が島根県でお盆の仏花として栽培されていたのが再発見され当園に導入されたことで、京都に里帰りを果たしました。その後、熊本県その他でも相次いで発見された。
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素敵な色合いですよね。
種が出来ないことから種で育てることができないので、職員さんたちが、毎年、さし木で育てて、つないでくださっているのでしょうね。



★おまけの一枚

昨日は、神奈川県に住む妹夫婦から野菜が届きました。
やはり、この長雨と日照不足で出来が悪いと嘆いていましたが、立派なものが送られてきました。
良いのを選んで送ってくれたことでしょうね。
カボチャ、冬瓜とジャガイモでした。ありがとうございました。(^_^)ニコニコ
野菜でうれしいこととはこのことでした。
野菜(20200718).jpg




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すーさんの「撮植(さつしょく)日記」
↑気ままに撮影した植物を掲載しています。よかったら見てやってください。
 ご意見をいただければ最高です。
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★「今日は何の日」★

19日(日) 先負 [旧暦五月二十九日]
  
【夏の土用の入り】(立秋の約18日前)
1年に4回ある雑節のひとつ。一般的に土用というと夏の土用をさすことが多く、夏の一番暑いころにあたり、立秋前18日間にあたる。天文学的には太陽が黄経117度の点を通過する日。

【女性大臣誕生の日】
1960年(昭和35年)のこの日、第一次池田勇人内閣へ中山マサが、厚生大臣として入閣した。初の女性大臣であった。

【マッターホルン北壁登頂の日】
1967年(昭和42年)のこの日、今井通子と若山美子が女性として初めて、標高4478mのスイス・マッターホルン北壁への登頂に成功した。
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