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橋脚の無い鉄橋 [風景]

昨日(10/29)は、陽が陰ると寒いくらいに感じられる気温の一日でした。こちらでも20°に届いたのかな、どうやら19°台の後半だったようです。風もあり、体感的にはもっと低く感じられました。
そんな昨日もゆっくりとさせてもらいました。近所をブラブラと・・・そんな途中で見た鉄橋です。普段から毎日のように見ている鉄橋ですが、堤防の補強工事のために河原の木々が切られて、この鉄橋の特徴がよく見えたので撮影でした。
その鉄橋が、「近鉄京都線澱川橋梁(よどがわきょうりょう)」です。
この鉄橋は橋の長さが164.5メートルと長いのに橋脚がありません。普通はこの長さなら橋脚を設けますよね。その橋脚の無い姿がよく見えたので
鉄橋の近くに設置されている説明文を書き写しましたのでご紹介です。
--------------- 記 ---------------------------
昭和3年(1928)、近鉄京都線の前身であるなら電気鉄道が奈良。京都間に開通した。
建設当時には、旧陸軍工兵隊がこの宇治川で渡河訓練を繰り返し行っていた。奈良電鉄の当初案では、7本の橋脚を設けることになっていたが、渡河訓練に支障が出ないよう、橋脚なしの設計に変更された、また、150メートル以上にも及ぶワンスパンの架橋は、米国製の鋼材と技術で架橋されたという。
大阪湾から船で運び。径間164.5メートル、高さ24.4メートル、使用鋼材約千八百トンという、日本一長いワンスパンの単純トラス構造の鉄道鉄橋が完成した。
近代日本の産業遺構で、大戦の時代を支えた戦争遺構でもあるといえるだろう。平成12年(2000)に、国の登録有形文化財となった。
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軍隊の力が設計を変更させたようですね。
もう一つの力も働いたとも聞きます。それは、軍隊に配慮して鉄橋ではなく宇治川の下をくぐるトンネルにする案もあったようです。こちらは、この界隈の酒蔵が、トンネルを掘ると日本酒に使う水の流れが変わるということで反対されたようです。そこで、橋脚の無い今の形に落ち着いたようです。伏見の日本酒の今があるのは、その当時の酒蔵が頑張ったおかげかも知れませんね。
鉄橋-1(20231028).jpg 鉄橋-2(20231028).jpg 鉄橋-3(20231028).jpg 鉄橋-4(20231028).jpg 鉄橋-5(20231028).jpg 鉄橋-6(20231028).jpg


ま~、この鉄橋の話題は何度も出てますので、またかと思われた方にはごめんなさい(-_-メ)


★おまけのネタ
暇に任せて、種から育った大量のアジアンタムの枯れた葉の整理でした。
い~やあああ、ありすぎです。
アジアンタム-1(20231029).jpg アジアンタム-2(20231029).jpg



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すーさんの「撮植(さつしょく)日記」
↑気ままに撮影した植物を掲載しています。よかったら見てやってください。
 ご意見をいただければ最高です。
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【今日は何の日】

30日(月) 赤口 [旧暦九月十六日]

【香りの記念日】
第7回国民文化祭「世界の香りフェアIN能登」を開催した石川県七尾市が1992年(平成4年)に制定したもの。
なお、七尾城跡の遺跡からは香炉が発掘されるなど「香りのまち・七尾」と呼ばれている。

【ニュースパニックデー】
1938年(昭和13年)にアメリカ・CBSラジオでオーソン・ウェルズ演出のSFドラマ『火星人の来襲 (War of the Worlds)』が放送された際、臨時ニュースのシーンが本当のニュースと勘違いされ、アメリカ中が大パニックになったことから。

【紅葉忌】
『金色夜叉』『多情多恨』などを執筆、硯友社を設立、『我楽多文庫』を創刊した小説家、尾崎紅葉の命日。享年36。
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