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仏炎苞を持つ2種 [花(春)]

昨日(4/30)は、朝から本当に綺麗な青空が広がる安定した一日となりました。一昨日の強い雨風に洗われた空と新緑の緑が何とも綺麗、鮮やかでした。一日の気温差が本当に大きいですね。
テレビのニュースを見ていると本当に多くの方が行楽、観光そして帰省と行動している姿が取り上げられていました。規制のないGWは3年ぶりということで、みなさん出かけられているようです。そういう我が娘も東京から昨日に帰省でしたが。
暇な私は、またまた狭い小さな庭の木の剪定でした。鉢のわりに大きく育った植物たちを少し大きめの鉢に植え替えも沢山しました。妻からは、そんなに一度にやってしまうとGWの期間中にやることが無くなるよと! そうですね、ということで中断でした。
そうそう、一昨日の強い風で、サンシュウの鉢植えが道路に倒れていました。

さてさて、タイトルの話題に戻します。
今、植物園ではサトイモ科で、仏炎苞(ぶつえんほう)をもつ植物たちがあちらこちらでニョキニョキと伸びてきています。そんな中で、先週に見かけた2種のご紹介ということで

◇アオマムシグサ(青蝮草)サトイモ科
山野の林や林縁など半日陰のような明るくやや湿ったところに自生。
春に地下の偏円形の球茎から偽茎を伸ばし、2枚の葉と仏炎苞を形成し、その中に肉穂花序をつけます。
花は、仏炎苞苞の中に伸びた付属体下につき、成長や栄養の状態によって、雄花から雌花に変化する性転換植物です。
雌雄異株の多年草で、小苗のうちは雌雄どちらでもなく、少し育つと雄株に、充実した株になると雌株となりますが、雌株になっても弱った株は雄株に戻るとのこと。
また、雄株には出入り口がありまが、雄蕊を付けた虫が雌株にもぐり込んで受粉するが、虫の出口がないとのこと。
仏炎苞が緑色になるものをアオマムシグサ呼ばれます。名前が怖いですね。
アオマムシグサ-1(20220428).jpg アオマムシグサ-2(20220428).jpg アオマムシグサ-3(20220428).jpg アオマムシグサ-4(20220428).jpg アオマムシグサ-5(20220428).jpg


◇マイヅルテンナンショウ(舞鶴天南星)サトイモ科
 テンナンショウの仲間は筒形の仏炎苞に肉穂という奇妙な花をつけますが、肉穂の先が付属体となり、仏炎苞の外に伸び出すという一層変わった花をつけるのは、このマイヅルテンナンショウやウラシマソウなど数種類しかないようです。
 舞鶴天南星の和名の由来は、葉の上に仏炎苞を伸ばし、広がった葉の様子を鶴の舞う姿に例えたとのこと、命名者の想像力がすごいですね。
こちらは、雌雄同株または雄株で、雌雄同株の場合は、花軸の下部に雌花が密につき、上部に雄花がまばらにつくそうなので性転換植物ではなさそうですね。
マイズルテンナンショウ-1(20220428).jpg マイズルテンナンショウ-2(20220428).jpg マイズルテンナンショウ-3(20220428).jpg マイズルテンナンショウ-4(20220428).jpg


仏炎苞(ぶつえんほう)とは、肉穂花序を包む大きな苞のこと。花びらのように見えますが、中央にあるのが本当の花となります。



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すーさんの「撮植(さつしょく)日記」
↑気ままに撮影した植物を掲載しています。よかったら見てやってください。
 ご意見をいただければ最高です。
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1日(日) 仏滅[旧暦四月一日・朔]

【「令和」元号施行の日】
2019年(平成31年)、平成天皇(現上皇)の生前退位により、徳仁親王が第126代天皇に即位した。これによりに元号が「令和」になった。
明治以降の憲政史上初めて「天皇の譲位」に伴い改元が行われた。
令和の典拠は、日本最古の歌集である万葉集。

【メーデー】
1886年(明治19年) 5月1日、アメリカのシカゴで労働者が「1日の労働時間を8時間に」とストライキを起こし、その3年後の5月1日にパリに集まった世界中の労働者の代表がこの日を労働者の祝日とした。
日本では1920年(大正9年)から行われている。

【日本赤十字社創立記念日】
1877年(明治10年)のこの日、西南戦争の負傷者を救おうと、元老院議員の佐野常民らが博愛社の設立を請願した。
日本赤十字社の前身、博愛社の結成にちなみ、日本赤十字社ではこの日を創立記念日としている。

【スズランの日】
イギリスやフランスで行われている記念日。
この日にスズランを贈ると幸せが訪れるといわれる。花言葉は「繊細」。
その可憐な姿に似合わず全草毒がある。

【扇の日】
1990(平成2年)に京都扇子団扇商工協同組合が制定。
『源氏物語』では女性が光源氏に扇を贈っていることから、「5(こ)1(い)=恋」の語呂合わせに。

【水防月間】(5月1日~31日、北海道は6月1日~30日)
水防の意識を普及するために国土交通省(建設省・当時)が設けた。
演習を行う水防団も。

【鴨川納涼床】(~9月30日)
京都・鴨川の脇を流れる禊川(みそそぎがわ)の上に木組みの高床式座敷を設けて、京料理などを提供する「納涼床」が始まる。
二条から五条までの鴨川西岸の約90軒の店で楽しめる。
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