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ツゲ科ツゲ属でないツゲ? [花(春)]

昨日(5/26)は朝から雲が空一面の広がりうっとおしいお天気に!。それに湿度も高めで蒸し暑い。そんな昨日も午後からは雨との予報もあり、コロナウイルス対策も兼ねてまたまた家で過ごしました。実際に、午後には雨も落ちてきました。
昨日は雨が降り出す前にと午前中に、隣との境にある無駄に大きくななった木をノコギリで切り倒しました。狭いところでノコギリが自由に使えず切るのに苦労しました。もう、汗だくで腕はパンパンでした。
特に植えた訳ではありませんで、たぶん鳥などが運んだ種から育ち大きくなったものだと思います。
枝が伸び、隣の敷地に葉を落とすので、この際と思い切って切りました。
育って欲しくないものは育ち、植えたものは中々育ちません。
そして、我が家でも小さな花が咲き出していた庭木を撮影でした。その庭木が、タイトルの「ツゲ科ツゲ属でないツゲ?」です。
本当のツゲ科ツゲ属のツゲは、ツゲ(=ホンツゲ)と呼ばれて、印鑑、櫛、将棋の駒の材料となる高級品となります。そのツゲに似ているためツゲと呼ばれて、刈り込みにも耐え、玉散らし仕立てや球形仕立てなど、さまざまな樹形を楽しむことができることから庭木として植えられることが多いです。各ご家庭等のお庭で良く見るツゲの木はこちらの方ですね。
こちらの方は似ているので、同じ仲間と思われがちですが、ツゲ科ツゲ属でまったく類縁関係の無いモチノキ科モチノキ属となります。名前は「イヌツゲ(犬黄楊)」と呼ばれます。
イヌツゲは、ツゲよりも材が劣るため「下等」という意味の「イヌ」が冠されています。庭木としての利用はイヌツゲが圧倒的に多いです。
そう、あまり目立ませんが、初夏にクリーム色の花を咲かせます。花には雄雌があり、雄花はまとまって咲くため、雌花よりも目立ちます。
わが家の木は雄の木でした。そこで町内の家々をカメラ片手に勝手に道路から覗いて歩いてみました。雌の木を見つけました。探せはあるものですね。確かにこの木は秋に黒い実を実らせた記憶があります。
そんな「イヌツゲ(犬黄楊)」モチノキ科 です。
たぶん、みなさんもツゲの木として庭木としてご覧になったことだと思います。
イヌツゲ-1(20200526).jpg イヌツゲ-2(20200526).jpg


○雄花
イヌツゲ-12(20200526).jpg イヌツゲ-14(20200526).jpg イヌツゲ-15(20200526).jpg


○雌花
イヌツゲ-26(20200526).jpg イヌツゲ-28(20200526).jpg イヌツゲ-29(20200526).jpg


今回、改めて注目してみて、ツゲ科ツゲ属のツゲだと思っていたものが、モチノキ科 モチノキ属のイヌツゲだというのが判明しました。この家を建てたときに植えていただき、30数年経って知った事実でした。
これは、 Stay Home (ステイホーム)のおかげかも知れませんね。


★おまけの一枚
隣のと境で勝手に大きくなり、切り倒した木です。
切って持ってみると結構重かったです。
切り倒した木-1(20200526).jpg 切り倒した木-2(20200526).jpg 切り倒した木-3(20200526).jpg



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すーさんの「撮植(さつしょく)日記」
↑気ままに撮影した植物を掲載しています。よかったら見てやってください。
 ご意見をいただければ最高です。
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★「今日は何の日」★

27日(水) 友引 [旧暦閏四月五日]

【百人一首の日】
1235年(文暦2年)のこの日、藤原定家の撰による『小倉百人一首』がまとまったことにちなんで。
ちなみに「小倉」とは京都・嵯峨野の小倉山のことで、この地に定家が山荘を構えていたために冠されたもの。

【日本海海戦の日】
1905年(明治38年)のこの日、日露戦争で日本の連合艦隊がロシアのバルチック艦隊に勝利した。戦前の海軍記念日。
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