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ドクダミ [花(初夏)]

昨日(6/6)も、朝から暑い、雲ひとつない青空でどんどんと気温が上がります。当然、真夏日に!
そんな暑さなことから、植物園でも日差しを避けて森の中がメインになります。そんな木陰で見かけた花で失礼します。ま~植物園でなくともどこでも見かけるこの季節の花なのですが、それが「ドクダミ(毒痛み)ドクダミ科」です。
ドクダミはやや日陰の湿った場所を好む草で、野山や空き地などいたる所で見ることができます(当然、植物園でも園内の各所でみることができます)。
開花期は6~7月で、ほの暗い木立の下などに咲くドクダミの花の白さは目立ちます。この白い部分、4枚の花弁のように見える部分はじつは本当の花弁ではありません。これは総苞片(そうほうへん)と呼ばれる器官で、そして中心部の黄色い部分、しべのように見える部分はたくさんの花の集合体です。つまりたくさんの小さな花が集まって、ひとつの大きな花のように見える形を作っているのです。なお本当の花、小さなひとつひとつの花に花弁はありません。
よく知られているように、葉には独特の臭気があります。このにおいは普通は「悪臭」と表現されますが、「悪いにおいではない」と言う人もいますが・・・でも確かに強い匂いですよね。よく、おばあちゃん(義母)の家の庭の除草でドクダミも手で抜いていたのですが、抜いた後は手についた匂いがしばらく取れなかった!
ドクダミの名前は、古くは之布岐(シブキ)と呼ばれ、江戸時代中期頃から「毒を矯める・止める」から「どくだめ」、それが変化して「どくだみ」となったとのことです。

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よく見る花でそこら辺の雑草なので、こんなにアップで見ることは少なかったです。ドクダミは1つの花ではなく、花の集合体だったとは!
そんな話題でした。

今日は雨が予想され、もしかしたら梅雨入り宣言がこちら近畿でも発表されるかもという・・・ジメジメとした蒸し暑さもそろそろ本格化ですね!


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すーさんの「撮植(さつしょく)日記」
↑気ままに撮影した植物を掲載しています。よかったら見てやってください。
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「今日は何の日」

7日(金) 先負 [旧暦五月五日]

【母親大会記念日】
1955年(昭和30年)に東京の豊島公会堂で第1回母親大会が開催されたことによる。これには日本各地から2000名が参加したという。
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