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カラスとネズミ? [花(春)]

昨日(5/9)は、朝の早い時間帯は少し青空も顔をのぞかせたのですが、時間が経つにつれてどんどんと雲が厚くなり、いつ降ってきてもおかしく無ような空模様で4時過ぎからはついに雨が落ちてきました。
そんな空模様もあり、もちろん不要不急の外出は控えるようにとのお達しもあることから、またまた、近所の宇治川の堤防をブラブラとカメラ片手に散歩しただけの一日となりました。このところすっかり堤防と仲良し状態です。
そんな堤防で咲いている花たちを愛でて楽しんでいます。というか、植物園が休園中で行くところが無いというのが正解なのですが!。それにしても、堤防も本当にいろいろな花たちなどが咲いているものですね。腰を落としてカメラを構えていると、通りかかった人から何を撮影されているのですかと聞かれることがあります。このところ、通っており、植物の名前も調べたりしているので、植物の名前や、外来種であることなどをお教えしたり教えられたりしております。近づきすぎないように注意しながらですが!
今日は、飼料として持ち込まれて野生化したイネ科の植物を取り上げてみました。それがタイトルの「カラスとネズミ」と付く植物です。烏麦(カラスムギ)と鼠麦(ネズミムギ)です。たぶん、今ではどこでも見られるような植物ではないでしょうか?。無関心に歩いていると雑草なんですが、調べてみて、マクロで見ると本当に植物たちの知恵に驚かされます。
そんな植物です。

◇烏麦(カラスムギ)イネ科
カラスムギはヨーロッパから西アジアなどの地域を原産とする一年生草本で、古代にムギなどの畑作とともに伝来したとされる史前帰化植物の1つです。
カラスムギの穎果を覆う穎には屈曲した長い芒(のぎ)があり、穂から脱落するとこの芒が乾湿運動(かんしつうんどう)によって屈曲点を軸に回転を繰り返します。この回転運動によって穎果は土壌に押し込まれ、発芽に有利な位置に置かれるようです。
カラスムギ-4(20200508).jpg カラスムギ-2(20200508).jpg カラスムギ-7(20200508).jpg カラスムギ-8(20200508).jpg カラスムギ-9(20200508).jpg カラスムギ-14(20200509).jpg
この芒の曲がっているところがミソのようです


◇鼠麦(ネズミムギ)イネ科
ネズミムギは、ヨーロッパ原産で、別名でイタリアンライグラスとよばれ、牧草として導入されましたが、その後緑化などに利用されて、各地の道路沿いの草地などによく群生しています。
ネズミムギ-2(20200509).jpg ネズミムギ-1(20200509).jpg ネズミムギ-4(20200509).jpg ネズミムギ-6(20200509).jpg ネズミムギ-9(20200509).jpg


植物の名称に「カラス」や「イヌ」と付けるのは、それが人間の食用には適さない植物であるという見方によることが多く、このカラスムギもその1つのようです。
確かに、「イヌ」名のつく植物はたくさんありますね。
「すーさんの「撮植(さつしょく)日記」だけでも下記のように「イヌ」と付くものがありました。
◇イヌコウジュ(犬香需) シソ科
◇イヌゴシュユ(犬呉茱萸) ミカン科
◇イヌゴマ(犬胡麻) シソ科
◇イヌザクラ(犬桜) バラ科
◇イヌシデ(犬四手) カバノキ科
◇イヌショウマ(犬升麻) キンポウゲ科
◇イヌビワ(犬枇杷) クワ科

では、ネズミとつくのも同じような理由なのかな?


そうそう、雑草という名前の植物はありませんよね!
名前を調べてその名前が分かると親しみが湧きますね(^_^)ニコニコ


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すーさんの「撮植(さつしょく)日記」
↑気ままに撮影した植物を掲載しています。よかったら見てやってください。
 ご意見をいただければ最高です。
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★「今日は何の日」★

10日(日) 先負 [旧暦四月十八日]

【母の日】(5月第2日曜日)
アメリカ人のアンナ・ジャービスが母の死後、その墓に白いカーネーションを飾ったことに由来する。カーネーションは母性愛のシンボルとされ、日本では、地久節(皇后誕生日)を母の日とし、婦人会などを中心にいろんな行事が行われていたが、昭和24年頃からアメリカの例にならうようになった。

【ホームソーイングの日】(5月第2日曜日)
日本ホームソーイング振興会によって制定。

【袋物の日】(5月第2日曜日)
1993年(平成5年)に日本袋物協会が制定。別名「ハンドバッグの日」。

【吉備津神社・春季大祭】(5月第2日曜日)
岡山県岡山市にある吉備津神社で、五穀豊穣を祈る春季大祭が催される。
※2020年の七十五膳据神事の行列は中止。祭典は神職のみで斎行される。

【コットンの日】
「5(コッ)10(トン)」の語呂合わせ。1995年(平成7年)に日本紡績協会が制定した。綿製品の需要促進のキャンペーンなどを行う。

【日本気象協会創立記念日】
1950年(昭和25年)のこの日、財団法人日本気象協会が業務を開始した。
日本気象協会は気象庁の外郭団体として、観測・予報・気象相談から気象関連器具の製作販売にいたるまで、気象に関する様々な事業を行っている。

【愛鳥週間(バードウィーク)】(~16日)
1950年(昭和25年)、野鳥を愛護する週間として環境庁により制定された。
その初日を愛鳥の日としている。

【四迷忌】
『浮雲』やロシア文学の翻訳で知られる明治時代の作家、二葉亭四迷が、ロンドンからの帰国の途中、ベンガル湾航行中の船室で没する。
彼の亡骸はシンガポール郊外で荼毘にふされた。享年45。
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京男

おはようございます。
将来、これらの植物も食べないといけない時代がくるかも。
食料が問題になる時代が来るでしょうね。
by 京男 (2020-05-10 05:03) 

すー

★京男さん、おはようございます
カラスムギは食糧難ときは食べていたようですし!
有り得ますね。
by すー (2020-05-10 08:11) 

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